旅行アプリ「VERY」を提供する株式会社アクティバリューズ(東京都渋谷区)は、宿泊施設向け業務管理システム(PMS)「Staysee」との連携を開始し、事前チェックインや客室精算など5つの機能を提供しました。VERYは国内約1,000軒のホテル・旅館に導入されており、今回の連携により、予約情報からチェックイン、滞在中の利用、チェックアウト、清掃、会員ポイント付与までを一気通貫でデジタル管理できるとしています。

宿泊業界では約30年にわたりPMSなどのIT導入が進んだ一方で、システム間連携の不足により、フロント、清掃、会計、マーケティングが別々に運用される「情報の分断」が課題となってきました。VERYは多言語で館内案内や周辺情報、各種予約を提供してきましたが、「PMSとつながらなければ業務が完結しない」という現場の声を受け、本格的なPMS連携開発を進めてきたといいます。

今回のStaysee連携で提供されるのは、①予約情報を活用したオンライン事前チェックインと事前決済、②ルームサービスやレストラン利用などの部屋付けオーダー自動反映、③スマホでの明細確認と支払いによる非対面チェックアウト、④チェックアウト情報と連動した客室清掃ステータスの自動更新、⑤会員システム「talkappi MEMBER」利用施設向けのポイント自動付与の5機能です。ホワイト・ベアーホテルズ全5施設では、2025年11月20日から事前チェックインと会員ポイント自動付与の運用を開始しており、順次機能拡大を予定しています。

同社は今後も連携先PMSを拡大し、「チャットでの予約状況確認」や「食事・送迎予約」「食券・クーポン電子化」などを強化するとしています。人手不足が続く宿泊業界では、フロントや清掃、会計業務の自動化ニーズが高まっており、PMS連携を軸にしたオペレーション統合がどこまで生産性向上とゲスト体験の両立につながるかが注目されます。

【サービス情報】

旅行アプリ「VERY」公式サイト:https://app.very.travel/

source: PR TIMES

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