日本とASEANの大学生37人が、SDGsに関わる課題を相関関係（ネクサス）の視点で検討するオンライン国際プログラムに参加しました。新潟大学主催の「Japan-ASEAN Online Program toward SDGs 2025」が2025年12月8日～11日の4日間開かれ、定員50人に対して参加申し込みは478人に達しました。参加者はAUN（ASEAN University Network）加盟大学の学生24人と、国立六大学（千葉・新潟・金沢・岡山・長崎・熊本）の学生13人で、国・地域をまたいだ議論を行いました。テーマは「The Nexus Analysis of Sustainability Issues（持続可能性課題のネクサス分析）」で、課題を単独で扱わず、複数課題の結びつきや影響関係を踏まえて解決策を組み立てる考え方を学びました。グループワークでは、フードロス削減、プラスチック削減、水資源確保と災害レジリエンス（災害に耐え回復する力）、環境モニタリングなどを題材に具体的なアクションプランを検討し、最終日に発表しました。高い応募倍率が示した関心を背景に、今後は同様の枠組みを通じた学生交流や共同課題研究の継続・拡大が見込まれます。
