QNXは2026年5月21日、日本を含む7カ国のロボティクスエンジニア1,000名を対象にした調査レポート「Inside the Robot」を公表しました。日本ではロボット開発の優先順位として、AIの高度化より先にセキュリティや安全認証、規制対応を整える傾向が数値で示されました。
OS選定基準では、日本はセキュリティ重視が52%(グローバル平均47%)、機能安全認証重視が45%(同30%)でした。機能安全認証は、故障や不具合時でも人命や設備へのリスクを抑えるための安全規格に基づく認証のことです。最重要ソフトウェアコンポーネントとして「開発ツール」を挙げた回答も日本60%(同37%)と高く、品質作り込みを支える環境整備への関心が強い結果でした。
一方で、規制対応に自信がある日本の回答は78%だったのに対し、明確な社内標準が一貫して適用されているは46%にとどまり、運用面のギャップ(差32%)が見えました。認証取得プロセスが開発遅延につながった経験も日本62%と一定数あり、現場では手続きと開発効率の両立が課題です。
今後3〜5年の最優先事項は、日本が安全認証・規制対応38%で、AI能力向上32%を上回りました。サイバーセキュリティ予算を増やす見込みも日本65%(グローバル51%)となっており、フィジカルAI時代に向けた安全基盤投資が進む一方、フィジカルAIの安全性に自信がない日本28%(同11%)という慎重さも継続しそうです。
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【QNX独自調査】日本のロボティクス開発、セキュリティ・安全認証が最重要 「AIの前に安全基盤」という日本独自の優先順位、フィジカルAI時代の転換点で鮮明に
