日本のSTEM人材の約3分の1が、職場でAIチャットボットなどの生成AIを会社の許可なく使用していることが、SThreeがYouGovに委託した調査(対象851人、2025年7月11日〜8月27日)で分かりました。AIを一切使わない層も約3分の1あり、利用状況の二極化が示されています。無許可利用の動機は業務効率化が最多で52%、試行と学習が19%でした。一方、勤務先にAI利用の正式方針があるとの回答は35%、業務で使用を認められたAIソフトがあるは44%にとどまり、公式環境の不足が背景にあります。リスク面では、無許可AIがデータのプライバシーとセキュリティに中〜重大リスクとする回答が68%、アウトプット品質65%、知的財産62%、企業イメージ58%でした。ただ「リスクを完全に理解」は21%にとどまり、33%はリスクを考えたことがないと回答しています。今後は、許可ツールの実用性向上と教育・運用ルール整備を同時に進め、利便性と統制の両立が焦点になりそうです。

source: PR TIMES

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