2025-2026年の日本カー・オブ・ザ・イヤーが決まり、最終選考会の結果、スバルのSUV「フォレスター」が年間最優秀車に選ばれました。同賞は2024年11月1日から2025年10月31日までに国内で発表・発売された国産10台・輸入車25台の計35台を対象に、60人の選考委員が投票して決定しています。

フォレスターは、SUVとしての走行性能や荷室の広さなどの実用性、乗り心地、悪路走破性に加え、安全性能を高いレベルで両立した点が評価されました。今回新たに採用されたストロングハイブリッド「S:HEV」は、スバル独自の水平対向エンジンと組み合わせることで、燃費改善と走行の楽しさを両立したとされています。さらに、高度な運転支援システム「アイサイトX」や、歩行者だけでなく自転車利用者の被害軽減を目指したエアバッグなど、安全装備の進化も受賞につながりました。

インポート・カー・オブ・ザ・イヤーとデザイン・カー・オブ・ザ・イヤーの2冠は、フォルクスワーゲンの電気ミニバン「ID.Buzz」が獲得しました。フルサイズの電気ミニバンという国内では珍しい車種で、電動車ならではの広い室内空間に加え、往年の「ワーゲンバス」を現代風に再現した外観が支持されました。テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤーには、熱エネルギーまで回収する新ハイブリッドシステム「T-Hybrid」を備えたポルシェ「911カレラGTS」が選出されています。

このほか、地域連携や若者向け支援を続けるポルシェ・エクスペリエンスセンター東京と、カーボンニュートラル燃料や水素燃料を用いた実験的レースカテゴリー「ST-Qクラス」を通じて次世代技術に取り組む一般社団法人スーパー耐久未来機構(STMO)に、実行委員会特別賞が贈られました。1980年創設の日本カー・オブ・ザ・イヤーは、毎年市場に出た新型車の中から得点上位車を選ぶ方式で運営されており、今年は電動化と安全技術、そしてデザイン性や社会貢献という複数のテーマが同時に浮かび上がる結果となりました。

今後、受賞車種や関連施設は販売やブランド訴求でこのタイトルを積極的に活用するとみられ、電動化と環境対応、安全性、デザイン性をどう両立するかが、次年度以降の選考でも重要な焦点になっていきそうです。

【関連情報(公式サイト・SNS)】

日本カー・オブ・ザ・イヤー公式サイト https://www.jcoty.org/

日本カー・オブ・ザ・イヤー 画像ダウンロード https://www.jcoty.org/press/

日本カー・オブ・ザ・イヤー 公式X(旧Twitter) https://twitter.com/japan_coty

source: PR TIMES

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