日本ハム株式会社は、サステナビリティ情報の管理と開示を効率化するため、2026年1月からクラウド基盤「SmartESG」とAI回答支援サービス「Answer Ease」を本格導入します。提供するのはシェルパ・アンド・カンパニー株式会社で、大企業を中心に70社以上が採用するESGデータ基盤を活用し、日本ハムの評価機関対応を高度化します。

SmartESGは、社内に点在する環境・社会・ガバナンス(ESG)関連データを一元管理するクラウドで、日本ハムは「Database」機能で主要評価機関への回答履歴やスコアを集約します。「Focus」「Benchmark」機能では、多数のESG項目の関連性を可視化し、自社が優先的に取り組むべき重要課題を定量的に抽出するプロセスを標準化します。

また日本ハムは、S&Pグローバルが実施する企業サステナビリティ評価「CSA」への対応に、AIが回答案を自動生成する「Answer Ease」を活用します。SmartESGとCSAポータルはAPIで連携しており、回答案作成から提出までをSmartESG上で完結できるため、時間と工数の削減が見込まれます。回答根拠となる社内文書へのリンクも提示されるため、AI特有の誤回答リスクを抑えやすい仕組みです。

サステナビリティ評価機関から高い評価を受けてきた日本ハムは、2030年ビジョン「たんぱく質を、もっと自由に。」のもと、非財務情報開示の質と量を一層高める構えです。シェルパは今後も機能拡張を通じて、上場企業を中心としたESG経営の高度化ニーズの取り込みを進めるとみられます。

【サービス情報】

SmartESG 公式サイト https://smartesg.jp/

SmartESG Answer Ease 紹介ページ https://smartesg.jp/answerease

source: PR TIMES

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