日機装は2026年1月20日、東北大学との共同研究で、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)の損傷(亀裂進展)を外部電源なしで定量把握できる可能性を示したと発表しました。成果は国際学術誌「International Journal of Smart and Nano Materials」に2026年1月9日付で掲載されました。CFRPは航空機やロケットなどで使われる一方、内部損傷が見えにくく検査に時間と人的コストがかかる点が課題です。研究では鉛フリー圧電材料のニオブ酸カリウムナトリウム(KNN)をエポキシ樹脂に組み込みCFRPに積層し、振動を電気に変える自己発電材料を開発しました。無線送信機と組み合わせた検証環境で、損傷状態を「電波送信間隔」から読み取れたとしています。今後は実装環境での検証や適用範囲の拡大が進む見通しです。
