大分県日田市で老朽化した既存施設の更新に向け、「日田市新清掃センター整備・運営事業」をJFEエンジニアリングの子会社JFE環境テクノロジーが受注しました。受注額は182億9300万円(税込)で、DBO方式により設計・施工から20年間の運営まで一括で担います。新施設はストーカ式焼却炉32.5t/日×2炉と、保管・選別を行うマテリアルリサイクル推進施設(不燃物5.7t/日、埋立ごみ0.6t/日、資源物0.8t/日)で構成されます。焼却施設は放散熱や排ガスから熱を回収し熱回収率の向上を図るほか、省エネ技術と化石燃料削減でCO2排出量の抑制を狙います。燃焼の安定化には「対向流燃焼方式」と自動運転システム「BRA-ING®」を採用し、ごみ量・ごみ質の変動に対応するとしています。さらにAI煙検知「Smoke AI®」などでリチウムイオン電池由来の火災リスク低減を目指します。設計・建設は2026年1月~2029年3月、運営は2029年4月~2049年3月の予定で、更新需要を背景に自治体の施設整備で高効率化と安全対策の重要性が増しそうです。
【事業情報】
事業名:日田市新清掃センター整備・運営事業
工事場所:大分県日田市大字山田807番地
受注者:JFE環境テクノロジー(代表)、JFEエンジニアリング、佐藤工業、河津建設、JFE環境サービス
公式情報:https://www.jfe-eng.co.jp/news/2025/20251223.html
source: PR TIMES
