パレットクラウド株式会社は2025年11月4日、旭化成不動産レジデンスの入居者専用アプリ「My Concier(マイコンシェル)」に、自社の生成AIチャットボットを導入しました。高度な言語処理を活用し、入居者の自己解決率を高めて電話問い合わせ件数を減らし、オペレーターの負担軽減と問い合わせ対応の安定運用を図る狙いです。

旭化成不動産レジデンスは、賃貸住宅ブランド「へーベルメゾン」など管理戸数の拡大を見据え、電話がつながりにくくなる「入電集中」の解消と、有人対応に依存しない問い合わせ体制の構築を課題としていました。新チャットボットは、あいまいな表現や誤字を含む質問にも対応し、FAQ(よくある質問)を自動検索して回答を提示、入居者がAIとの対話を通じて必要な情報に到達できるよう設計されています。

また、解決に至らない場合は、質問内容や入居者のログイン状態に応じて、管理会社の適切な問い合わせフォームへ自動誘導します。「安否確認」など緊急性の高いキーワードを検知した場合は電話番号も表示し、迅速に有人対応へつなげます。チャット内容はAIが要約してフォームに自動引き継ぎされるため、入居者は同じ内容を繰り返し入力する必要がありません。

パレットクラウドは今回の導入を「フェーズ1」と位置づけ、今後も賃貸管理業務のDX(デジタルトランスフォーメーション)を進めるとしています。将来的には、入居者アプリと管理システムの連携強化や、問い合わせデータの分析による業務改善など、管理会社と入居者双方の利便性向上がどこまで進むかが焦点となります。

【サービス情報】

パレット管理 公式サイト https://www.management.palette.co.jp/

source: PR TIMES

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