株式会社IDEOJ(東京都渋谷区)の暗号化ファイル共有サービス「カギスル」が、公益財団法人東京都中小企業振興公社の「中小企業ニューマーケット開拓支援事業」の支援対象製品に採択された。発表は2026年1月26日10時20分。サービス提供開始は2024年10月14日で、同社は2024年設立、資本金は100万円という。

採択理由として同社は、パスキー技術を応用した独自方式により、従来必要だったパスワードや共有リンクのやり取りを不要にする点が新規性・優秀性として評価されたとしている。支援は「販路開拓実践支援事業」として、専門ナビゲーター(ビジネスナビゲーター)による市場開拓支援や、公社ネットワークを通じた中小企業向けの展開を見込む。

背景には、パスワード付きZIPが使い回しや総当たり攻撃などのリスクを抱え、内閣府・内閣官房で正式に廃止された流れがある。共有リンクも設定次第で「URLを知る全員」に公開されうるため、運用ミスが情報漏えいにつながりやすい。カギスルは、メールアドレス指定での施錠、ワンタイムコードやパスキー(生体認証)による解錠、運営事業者も閲覧できない暗号化などで対策を図るとしている。

同社は今回の採択を契機に、ナビゲーター連携と公社ネットワークを活用して販路開拓を進め、中小企業での導入を加速させる方針だ。利便性とセキュリティを両立するファイル共有の普及がどこまで広がるかが焦点となる。

【商品情報】
サービス名: カギスル
提供開始: 2024年10月14日
基本機能: 無料
公式HP: https://kagisuru.com
企業サイト: https://ideoj.co.jp

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