映像・放送機器商社の株式会社システムファイブが、最大積載量80kgの物流ドローン「DJI FlyCart 100」の取り扱いを開始しました。最大離陸重量は149.9kgで、80kg積載時に単一バッテリー構成で最大6km(7分)、65kg積載のデュアルバッテリー構成で最大12km(14分)の飛行が可能としています。通信可能距離は最大10kmで、動作温度は-20~40℃とされています。
DJI FlyCart 100は、傾斜地の鉄塔工事、山小屋や離島への物資供給、重量物の建築資材運搬、被災地への緊急物資輸送など、トラックや人力での搬送が難しいエリアでの利用を想定しています。前後・下方ミリ波レーダーにレーザーLiDAR、五方向魚眼ビジョンによる障害物検知システムを搭載し、夜間は前方・下部ライトで視認性を高める構成です。
オプションとして、最大積載75kgとなる「フラグシップウインチシステム」と、10mケーブルを用いる「デュアルバッテリーリフティングシステム」を用意し、リアルタイム計量や荷下ろし時の音と光による通知、荷の揺れを抑えるスイングコントロール機能などを備えます。従来モデルとされる「DJI FlyCart 30」と比べ、最大積載量は40kgから80kgへ、最大離陸重量は95kgから149.9kgへと拡大しており、より重い荷物の輸送が可能になりました。
今後は、法規制や運用ルールの整備、操縦者の育成、保険や安全基準の具体化が、山間部・離島物流や災害対応への本格導入の鍵になるとみられます。
【イベント情報】
DJI FlyCart 100 体感イベント
日程 2025年12月5日・11日 13:00~16:00頃
会場 SORAポート東金(千葉県東金市上布田385)
参加 参加無料・要申込
source: PR TIMES
