朝日新聞社の「AI短歌プロジェクト」が、一般社団法人AICAが新設した「AI Creative Future Awards(AICA)」でAICA賞を受賞しました。AICAは2025年に初回開催し、12月17日にグランプリ作品とAICA賞23作品を発表しています。
同プロジェクトは2022年に始まり、短歌を生成するAIの開発と歌人との対話を軸に「人間にとって短歌とは何か」を問い直す取り組みです。審査では、LLM(大規模言語モデル)による文章表現の変化を体現し、短歌という文化形式にAIがどう関わるかを批評的・文学的観点から示した点が評価されました。
関連施策として、朝日歌壇の1995年以降の入選歌約5万首を収録した「朝日歌壇ライブラリ」も展開し、単語や作者名検索に加えAI検索で心情に近い短歌との出会いをうたいます。今後、文学領域でのAI活用が広がる中、創作支援と文化的議論の両面での発展が注目されます。
【関連情報/ウェブ】
朝日歌壇ライブラリ
俵万智×AI短歌 歌人と拓く言葉
連載「AIと歌人が出会ったら」
AI Creative Future Awards(AICA)
source: PR TIMES
