札幌市営地下鉄すすきの駅で稼働するAI案内システム「AIさくらさん」は、試行開始から1か月時点で駅係員アンケートの約7割が「案内業務の負担が軽減した」と回答しました。札幌市交通局はこの結果を踏まえ、バス乗り場案内の問い合わせが集中する真駒内駅で新たな実証実験を始めます。

すすきの駅では、定型的な質問対応をAIが担うことで窓口の混雑緩和と省力化を狙いました。AIは多言語での即時回答に加え、質問内容や回数などのデータを蓄積し、利用者ニーズの分析にもつなげる仕組みです。

真駒内駅では地下鉄からバスへの乗り換え需要が多く、乗り場や運行状況の確認が窓口に集中しがちです。実験ではQRコード読み取りで外部の乗換サイトへ誘導し、最新の運行情報提示を補助するなど、バス案内の自動化を進めます。今後は運用データと利用者の声を基に機能改善を続け、駅案内の標準化と展開可否を検証するとしています。

source: PR TIMES

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