東京の人気カフェ7店舗で、来店直前に席を15分間確保できるサービス「直前席キープ」が始まりました。カフェ混雑情報マップアプリ「imako」を使い、吉祥寺・下北沢・三軒茶屋・自由が丘・清澄白河エリアの店舗で利用できます。利用者アンケートでは、回答者145人のうち約9割が「満席で入店を諦めた経験がある」と答えており、混雑回避ニーズに応える取り組みです。
「直前席キープ」は、アプリの地図から店を選び、席キープをリクエストし、承認後15分以内に来店するという3ステップで利用します。最短2分で承認され、予約サイトのような事前の日時調整は不要です。2025年12月時点で、下北沢「Latte 下北沢」、三軒茶屋「fraiseⅢ」、自由が丘「UTAKATA COFFEE」、吉祥寺の「Cafe Eve」「Cafe Ksyn’n」、清澄白河・森下エリアの「Cafe Polaris」「TUTTO清澄白河」が参加しています。
カフェ側にとっては、空席を効率よく埋められるほか、満席時の入店断りによる機会損失を減らせるメリットがあります。一方、利用者は行列や入店待ち時間を短縮でき、「カフェ難民」と呼ばれる彷徨い歩きを避けやすくなります。ただし、席の確保時間は15分に限られるため、遅刻時の扱いなど運用上のルールが今後の課題となりそうです。
運営企業は、まず今回の5エリアで実証的に展開し、都内全域や地方都市への拡大を視野に入れています。カフェ文化が根付く地域で導入店舗が増えれば、混雑情報と直前予約が一体となった来店スタイルが広がる可能性があります。
【店舗情報】
Latte 下北沢(下北沢エリア)
fraiseⅢ(三軒茶屋エリア)
UTAKATA COFFEE(自由が丘エリア)
Cafe Eve / Cafe Ksyn’n(吉祥寺エリア)
Cafe Polaris / TUTTO清澄白河(清澄白河・森下エリア)
source: PR TIMES
