東光電気工事は、松尾研究所と共同開発したAI業務支援システム「SOERU(ソエル)」を社内で本格運用し、機能第1弾として「見積用設計図作成支援ツール」を導入した。共同開発は2023年8月に開始し、約5か月かけて施工関連業務を50工程に分解して定量評価し、優先課題を抽出したという。

SOERUは、AIが設備設計の判断を支援することを狙い、図面認識AIによる情報抽出、法令や建物ごとの暗黙ルールを踏まえた電気設備の自動配置、暗黙知を反映したチャットボット支援、質疑応答書の自動生成などを想定する。人材不足と働き方改革の要請で、熟練者の経験に依存しがちな施工・設計業務の省力化と技術継承を進める。

今後は、見積以外の領域にも適用範囲を広げ、建設・設備業界の労働生産性向上と技術革新につなげるとしている。

source: PR TIMES

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