東北大学発の炭素材料ベンチャー3DCは、2026年1月6~9日に米ラスベガスで開かれるCES 2026に初出展し、次世代カーボン材料「Graphene MesoSponge(GMS)」を展示します。GMSは炭素1原子分の厚みのグラフェンをスポンジ状の三次元構造にした素材で、柔軟性や多孔性、導電性、耐食性を併せ持つといいます。電池材料で起きやすい「容量向上で別性能が落ちる」トレードオフの解消につながる可能性がある点を訴求します。展示ではシリコン負極向け「BA」(粒径5~10nm)や触媒担体向け「BK」(10~20nm)、電池用途向け「BE」(10~100nm)、電池・クッション材用途向け「IBIS」(100~200nm)を紹介し、比表面積や細孔容積などの代表値も示す予定です。3DCは2024年2月にリチウムイオン電池向け導電助剤グレードの出荷を開始し、2025年7月にはシリーズAの1st closeとNEDO採択で総額24.5億円を調達、累計調達額は53.3億円としています。CESでの露出を通じ、電池を中心とした次世代エネルギーデバイス領域での協業拡大が焦点となります。

【イベント情報】

CES 2026

会期:2026年1月6日~9日

開催地:米国ネバダ州ラスベガス

source: PR TIMES

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