東海電子(本社:静岡県富士市)は2026年2月26日、国土交通省の事故調査報告書や法務省関連の裁判データなど政府オープンデータを横断し、事故から有罪判決までの流れをストーリー漫画に再構成する「運輸安全Comics」プロジェクトを始めました。第1弾は2016年3月17日に山陽自動車道の八本松トンネルで起きた多重衝突・火災事故で、12台が絡み5台が炎上、死亡2人、負傷67人以上とされています。

公開はウェブメディア「運輸安全 Journal」で行い、事業用自動車事故調査報告書と、裁判所が公開する当該事故の刑事裁判判決文を読み解いて一本の漫画にまとめます。刑事裁判では、運転者に懲役4年、運行管理者に懲役1年6カ月・執行猶予3年の有罪判決が示されました。

同社は、公的な事故調査報告書や判決文は重要である一方、専門性と分量のため安全教育の現場で十分に活用されていない点を課題に挙げます。事故原因や構造的要因と、法的責任の所在を同一素材で学べる形にし、運転者・運行管理者向けの実践的な安全教育につなげる狙いです。背景には官民データ活用推進基本法(2016年12月施行)や、データ利活用制度の基本方針(2025年6月決定)など、データ社会実装を後押しする流れがあります。

今後は概ね3カ月ごとに新規事例を追加し、シリーズとして拡充する計画です。当面は無料公開ですが、将来的に有料化やサイト上からの削除となる可能性もあるとしています。

【関連リンク】
本編PDF(運輸安全Comics第1弾):https://transport-safety.jp/wp-content/uploads/2026/02/e85b51c6de353273e96454a572cad4e3.pdf
公開場所(運輸安全Journal):https://transport-safety.jp/archives/30757
原典資料(事故調査報告書):https://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/jikochousa/pdf/1644104.pdf
原典資料(裁判所判例 運転者M氏判決文):https://www.courts.go.jp/assets/hanrei/hanrei-pdf-86430.pdf
原典資料(裁判所判例 運送会社及び運行管理者T氏判決文):https://www.courts.go.jp/assets/hanrei/hanrei-pdf-86431.pdf

PRTIMES

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