アルコール検知・点呼システムを手がける東海電子株式会社は、クラウド自動点呼システム「e点呼セルフ Typeロボケビー」を導入した天竜自動車運送株式会社の事例レポートを公開しました。点呼業務の自動化により、同社では休日出勤がゼロとなり、帰着点呼の効率化によって運行管理者の労働時間削減につながった具体的効果が報告されています。

天竜自動車運送は、これまで運行管理者の休日出勤の常態化や長時間労働が課題となっていました。点呼とは、運行管理者が乗務前後にドライバーの健康状態や酒気帯びの有無を確認する義務的な業務で、トラック・バスなど運輸事業者にとって人手と時間を大きく要するプロセスです。同社はクラウド型の自動点呼システムを導入することで、ドライバーが自ら機器を操作して点呼を行い、その記録をクラウド上で一元管理できる体制に移行しました。

公開されたレポートでは、システム導入前後での労働時間の変化や、帰着点呼にかかる業務負荷の軽減度合いを、現場の担当者インタビューとともに紹介しています。具体的な削減時間は公表されていないものの、「休日出勤ゼロ」という定性的な成果が強調されており、人手不足が深刻な運輸業界におけるDX(デジタル変革)の有効な手段として位置付けられています。

今後、同社の自動点呼システムが他の運輸事業者にも広がれば、運行管理者の労働環境改善や安全運行の標準化が進む可能性があります。一方で、各社の運行形態やIT環境への適合、導入コストとのバランスなど、個別の検証は引き続き必要といえます。

【導入事例・製品情報】

天竜自動車運送株式会社 導入事例PDF

その他の導入事例一覧

クラウド自動点呼システム『e点呼セルフ Typeロボケビー』特設サイト

自動点呼の解説サイト「自動点呼.com」

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source: PR TIMES

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