東芝テック株式会社は、小売店舗向けに画像認識AIを活用した防犯・省人化ソリューション4種類の製品ラインナップが出そろい、スマートストア推進に向けた本格展開を開始します。主な対象はスーパーなどセルフレジを導入する小売事業者で、不正・支払い漏れの抑制とレジ業務削減を同時にねらいます。
フルセルフレジ不正検知システムは、POSデータとカメラ映像をAIで照合し、スキャン漏れをその場で検知して通知する仕組みで、2025年6月発売以降、複数店舗で導入実績があります。支払い漏れ検知システムは2025年9月発売で、既存の運用を大きく変えずに後付け設置できる点が特徴です。セルフレジ空きレジ案内システムも2025年9月に発売され、画像認識で空き台数を把握し、自動で案内することで、ある店舗の実証では1週間あたり40人時の案内業務削減という理論値が示されています。
さらに2025年12月には、1人のオペレーターで最大約100台のセルフレジに対応できるリモートアテンダントシステムを発売し、年齢確認などを遠隔で一括対応できるようにします。これらはいずれも、小売企業やパートナーとの協業、および次世代スマートストア「NEXMART 01 GO」での実証実験を通じて精度と運用性を検証してきたものです。今後は、実店舗での効果検証を重ねながら機能追加やラインナップ拡充が進むと見込まれ、省人化と防犯強化の両立がどこまで進むかが焦点となります。
【商品・サービス情報】
AIフルセルフレジ不正検知システム/2025年6月発売開始
支払い漏れ検知システム/2025年9月発売開始
セルフレジ空きレジ案内システム/2025年9月発売開始
リモートアテンダントシステム/2025年12月発売予定
source: PR TIMES
