ビジネスセミナーを手がける日本計画研究所は、2025年12月19日(金)9時30分~11時30分に「無機系全固体電池の実用化最前線」と題したセミナーを開催します。受講料は1人あたり税込3万7,390円で、同一企業で2人目以降は3万2,390円、地方公共団体職員は2人まで1万1,000円とし、会場受講・ライブ配信・2週間のアーカイブ配信から選択できます。

講師は一般財団法人電力中央研究所EX研究本部エネルギー化学研究部門の上席研究員・小林剛氏で、次世代蓄電技術として注目される「無機系全固体電池」の最新動向を解説します。無機系全固体電池は、電解液の代わりに固体電解質を用いることで安全性向上や高エネルギー密度が期待されており、材料としては酸化物系と硫化物系の2種類が主に研究されています。

セミナーでは、車載用途で開発が先行する硫化物型全固体電池の技術課題や、酸化物型が期待される定置型電力貯蔵・極限環境での利用可能性を比較しながら整理します。また、セラミックス関連企業や国の支援策の動き、電力中央研究所における焼結技術・評価技術を活用した研究事例も取り上げ、材料別の適用領域と開発戦略の違いを示します。

終了後は質疑応答や名刺交換会も予定され、研究機関・メーカー・行政担当者などのネットワーク構築の場としても活用が見込まれます。アーカイブ配信の申し込みはセミナー終了後も受け付けており、関心を持つ企業が自社の研究開発や事業計画に反映しやすい環境が整えられています。全固体電池の商用化時期や市場規模はなお不透明ですが、車載・定置・極限環境といった多様な用途を見据えた議論が、今後の投資判断や政策形成に影響を与える可能性があります。

【イベント概要】

セミナー名:無機系全固体電池の実用化最前線

日時:2025年12月19日(金)9:30〜11:30

会場:東京都港区南麻布5-2-32 興和広尾ビル(会場・オンライン併用)

受講料:1名3万7,390円(税込)、2名目以降3万2,390円、地方公共団体職員は2名まで1万1,000円

source: PR TIMES

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