沖縄県那覇市のIT企業YUITは、未経験からエンジニアとして働く自社社員31人を対象に実態調査を行い、約9割がIT以外の業界からの転職者だったとまとめました。文系出身は約7割で、仕事と両立しながら1日平均1〜2時間の学習を続けている人が中心です。

同社は、IT人材不足が続く中で「理系でないと難しい」「特別な経歴が必要」といった先入観が参入障壁になっているとみています。調査では、公務員や教員などの公共分野、銀行員や経理事務、医療・スポーツ領域、俳優やシンガーソングライターといった芸能・クリエイティブ、警備や飲食、製造ラインまで前職が幅広いことを示しました。

学び方は、入社前に学習サービスや職業訓練校で基礎を学ぶ人がいる一方、PC操作やタイピングから始める層もいるといいます。入社後は自社カリキュラム「NARAYUN(ナラユン)」で学習し、現場経験のある先輩が伴走する体制だとしています。YUITは、前職で培った対人スキルや事務処理能力が開発現場でも役立つとして「エンジニアの素養」と位置づけました。今後は、未経験採用や育成の仕組みが県内の人材流動にどう影響するかが焦点になりそうです。

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