環境省で、FIXERのエンタープライズ向け生成AIサービス「GaiXer(ガイザー)」の利用が始まった。開始日は2025年12月25日。膨大な情報の整理や資料作成にかかる工数を減らし、より本質的な業務に充てる時間を確保する狙いです。導入の決め手として、官公庁での導入実績が挙げられています。
活用例は、海外文献やガイドライン、科学論文の収集・整理の支援のほか、PRTR制度に関する企業届出の集計と公表用データ・資料作成、化学物質アドバイザーによる市民向けのリスクコミュニケーション資料作成の補助など。さらに技術分野では、旧ホームページのHTMLコードと現行法の比較による修正箇所の抽出、地理情報システムArcGISで扱うメッシュデータ(地図情報を格子状に区切ったデータ)の分析・活用も想定する。サービスはAzure OpenAIを基盤にし、LLM(大規模言語モデル)を選択して実行できる点を特徴とする。ISMAP-LIUの特別措置サービスリスト登録や、行政専用ネットワークLGWAN対応も示され、今後は行政業務での生成AI利用が対象領域を広げる可能性がある。
【商品情報】
GaiXer公式サイト https://www.gaixer.com/
source: PR TIMES
