SBS情報システムは、生成AIで電子カルテ記録を要約し文書下書きを作る「PrimeKarteAIR(AI Record)」を開発し、2025年度中に焼津市立総合病院(423床、静岡県焼津市)でトライアル運用を始め、2026年度後半の正式提供を目指します。電子カルテ「PrimeKarte」と連携し、紹介状や退院サマリの下書き、SOAP(主観・客観・評価・計画)形式への要約、音声入力(Speech-to-Text)に対応します。要約は夜間バッチで事前実行でき、日中業務の影響を抑える設計です。安全面ではクラウド利用を前提に、入力文から氏名・住所・電話番号などをサーバ側でマスク可能とし、AI入力データは学習に使わないとしています。病院ネットワークとクラウドは閉域網で接続し、AIサービス通信はTLS 1.3で暗号化するとしました。医療現場の文書作成負担の軽減を狙い、試行で実用性や安全性、業務適合性を検証したうえで展開を判断します。

【施設情報】

焼津市立総合病院 静岡県焼津市道原1000番地 https://www.hospital.yaizu.shizuoka.jp/

【製品情報】

PrimeKarteAIR(AI Record) https://www.sbs-infosys.co.jp/

source: PR TIMES

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