生成AIを全社的に正式導入し活用を進めている企業は21.4%にとどまることが、Ragateが情報システム部門・DX推進室の決裁/選定権者505人を対象に2025年12月に行った調査で分かりました。導入段階は全社導入21.4%に対し、部門限定導入やPoC(概念実証)段階が25.9%、検討中または未導入が52.7%でした。全社導入に成功した企業では活用予算を「大幅に拡大予定」15.1%、「ある程度拡大予定」20.4%で、拡大予定の合計が約35%となりました。一方、「未定」41.5%や「現状維持」16.9%も多く、投資判断には効果の数値化と経営層への説明が課題になりそうです。活用領域は情報収集・調査・分析37.8%、システム開発・運用35.4%が上位で、コンテンツ作成・編集25.1%、議事録作成・要約24.3%、社内問い合わせ対応23.5%が続きました。同社は、成功企業ほど単一用途に限定せず複数領域へ横断展開する傾向があるとしています。成功要因としては、目標の明確化、トップダウンとボトムアップの両立、専門チーム(CoE)の設置、段階的拡大、学習と改善の文化を挙げ、PoCで停滞する企業との二極化が進む可能性を示しました。今後は、導入の成否を分ける要因の定量化や、複数業務への展開手順の標準化が進むかが焦点になります。

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