山梨県甲府市と昭和町の上下水道関連4施設で、太陽光発電と蓄電池を組み合わせた自家消費型設備が新たに稼働しました。太陽光パネルの合計出力は約2,251kW(甲府市浄化センター1,877.06kW、平瀬浄水場251.46kW、昭和浄水場85.09kW、昭和上水場北方水源38.10kW)で、うち中核拠点の甲府市浄化センターには193.5kWhの大型蓄電池が導入されています。
事業は、リジェネス甲府電源開発合同会社がPPA(電力販売契約)方式で実施し、施工を大阪市の株式会社ハウスプロデュースが担当しました。各施設の工事期間は2025年1月24日から同年6~7月末までで、重要インフラとして長期安定運用を前提とした設計が採用されています。出力635Wの両面受光型パネルを用いることで、限られた敷地から得られる発電量を高め、日中に使用電力を上回った分は蓄電池に充電し、夜間などに再利用する仕組みです。
事業期間は20年を想定し、保守・管理費にインフレ率を織り込んだ計画を採用しています。水道・下水道といった24時間稼働の公共インフラで再生可能エネルギーの利用が進めば、電気料金やCO₂排出量の削減効果が見込まれ、他自治体での横展開も注目されます。
【設備情報】
甲府市浄化センター:山梨県甲府市大津町1645
平瀬浄水場:山梨県甲府市平瀬町437-3
昭和浄水場:山梨県中巨摩郡昭和町西条1413
昭和北方水源:山梨県中巨摩郡昭和町西条2387
source: PR TIMES
