リーガルテックVDRが、上場準備を進める企業で社外取締役との機密情報共有基盤として使われ、取締役会当日の説明時間が従来比で約30%削減された。取締役会・指名報酬委員会の資料をVDR上で一元管理し、閲覧専用権限やダウンロード・印刷制限で情報漏えいリスクを抑えたという。導入の背景には、社外取締役の増加で情報量と機密性が高まる一方、メール添付の誤送信、版管理の煩雑さ、資料確認状況の不透明さがあった。M&A検討や資金調達など説明責任が重いテーマでは、「誰に、いつ、どこまで開示したか」を残す必要があり、フォルダ/ファイル単位のアクセス制御、閲覧履歴を自動記録する監査ログ、最新版の一元管理が採用理由になった。事前に閲覧状況を把握できることで未確認資料のフォローや論点整理が進み、議論を戦略領域へ振り向けやすくなったとしている。今後は社外取締役に加え、外部専門家やアドバイザーとの連携にも対象を広げ、ガバナンス体制の高度化を図る方針です。
