福岡県豊前市は住民向けのLINE公式アカウントをリニューアルし、2025年12月4日から新システムでの運用を開始しました。市政情報や防災、子育てなど計12カテゴリーをLINE上で配信できるようにし、住民が受け取りたい情報を自ら選べる仕組みを導入したことが特徴です。システムの提供と構築はプレイネクストラボ株式会社が担いました。

新アカウントでは、トーク画面下部に2種類の「リッチメニュー」を設置し、「メインメニュー」と「子育て」タブを切り替えながら情報にアクセスできます。チャットボット機能を使って、画面の案内に従って質問すると必要な回答が自動で返ってくる仕組みで、専門知識がなくても操作しやすい構成としています。

さらに、住民が受け取りたい情報分野を選択できる「セグメント配信機能」を実装しました。ユーザーは「受信設定」からアンケート形式で市政情報、子育て、防災、イベント、健康・医療・福祉、選挙、納税、移住・定住、各種健診、教育委員会、学校のお知らせなど12カテゴリー(2025年12月4日時点)の中から希望分野を選択し、不要な情報を絞り込むことができます。

ごみの捨て方を調べられる「ごみ一問一答機能」も搭載しました。ごみの品目名をトークルームに送信するだけで分別方法や捨て方が表示され、市のホームページや冊子を探す手間を減らします。自治体と住民をつなぐデジタル窓口として、日常的な問い合わせの一部をオンラインで完結させる狙いがあります。

プレイネクストラボは、複数の自治体で同様のGovTech(行政分野のデジタル技術活用)サービスを展開しており、今後も他地域への横展開が進むとみられます。人口減少や人手不足が進む中、豊前市の事例は、身近なSNSを使った行政DX(デジタル化)モデルとして、他の自治体の参考になる可能性があります。

【サービス情報】

豊前市LINE公式アカウント

友だち追加用URL

https://lin.ee/yNbAMLU

スマート公共ラボ 導入先一覧

https://www.playnext-lab.co.jp/service-information/govtech-news/govtech-clients/

source: PR TIMES

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