神奈川県秦野市議会の有志議員7人が、住民の声をオンラインで集約し政策づくりに生かすデジタルプラットフォーム「まちだん」の利用を2025年12月から開始します。関東地域の議会としては初の導入事例で、住民はウェブ上で議員の投稿に「共感」ボタンやコメントで参加でき、選挙時以外でも意見を届けられる仕組みです。

取り組みでは、議員が自身の活動報告や少子高齢化、防災、子どものいじめ・不登校、高齢者の孤立などの地域課題について考えや政策案を発信します。住民はスマートフォンなどから気軽にアクセスし、賛同や意見を書き込むことで、どの課題に共感が集まっているかが数値として可視化されます。このデータをもとに、議員は政策提案やまちづくり活動に優先順位を付け、議会での制度化・予算化や、その後の効果検証につなげていく方針です。

「まちだん」は地方議会と住民をつなぐ専用サービスとして開発され、これまでに「日本最大の政策コンテスト」とされるマニフェスト大賞で2年連続大賞を受賞し、総務省の地方議会デジタル化事例にも掲載されています。全国の地方議会から視察が相次いでおり、運営元は今後、主権者教育や若年層の政治参加への活用も見据え、他地域での導入議会を募集しています。秦野市での実績が、開かれた議会をめざす他自治体のモデルケースとなるかが注目されます。

【サービス情報】

まちだん 秦野版

サービスサイト https://hadano.kadai.machidan.jp/

概要説明 https://lg-institute.gyoseiq.co.jp/public/research/parliament

source: PR TIMES

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