美容室専用ECプラットフォーム「SALON TOWN(サロンタウン)」が、美容ディーラー各社との物流連携により、美容師一人ひとりが在庫を持たずに物販できる新スキームの提供を始めました。流通・在庫管理はディーラー、ECシステムと会員管理はSALON TOWNが担い、メーカー規約に沿った正規流通の枠組みで運営されます。
美容師や美容室はSALON TOWNに登録して自分専用のECアカウントを取得し、顧客はマイページに表示される「会員バーコード」を使って商品を購入します。購入履歴は紹介元の美容師アカウントに紐づき、売上の一部が自動的に還元される仕組みです。これにより、在庫リスクや発送作業を負わずにサロン専売品を提案でき、物価高や人件費上昇で厳しさを増すサロン経営を下支えするねらいがあります。
会員登録では、サロン半径500メートル以内に顧客が実際にいること、発行から1分以内の招待コード(ワンタイムパスワード)が必要という二つの条件を採用し、不正登録や招待コードの拡散を実質的に防ぎます。さらに、購入履歴や髪質・悩み、今後連携予定の予約履歴などをもとにAIが商品をレコメンドし、「一人に一人のビューティコンシェルジュ」として最適なヘアケアを提案します。
同社は「美容師一人に、ひとつのEC」をコンセプトに、個人サロンから大型店のスタイリストまで在庫レスでECを持てる環境づくりを進めています。2026年の本格ローンチに向けて対応エリアとディーラー連携を拡大するとともに、LINEで完結できる新しい予約システムの提供も構想しており、美容師の収益多角化と正規流通の維持を両立するエコシステム構築がどこまで広がるかが注目されます。
【サービス情報】
サービス名:SALON TOWN
内容:美容室専用ECプラットフォームの提供、EC運用支援 ほか
運営会社:株式会社SALON TOWN(北海道札幌市中央区南二条西2丁目8-1 NC北専ブロックビル3階)
source: PR TIMES
