ネットスターズは、米ドル連動のステーブルコイン「USDC」を羽田空港第3ターミナル内の一部店舗で支払い手段として扱う実証を近日始めます。対象はインバウンド旅行客で、店頭ではQRコードを使って決済します（開始日・対象店舗数は未公表）。ステーブルコインは価格を法定通貨などに連動させる仕組みのデジタル通貨で、暗号資産の値動きリスクを抑える狙いがあります。実証では、ネットスターズの決済ゲートウェイ「StarPay」にUSDCを追加し、利用者が提示するステーブルコイン決済用QRコードを店舗側が読み取って支払う方式を採ります。QRコードは同社提携先のWEA JAPANが開発したものを用い、加盟店は既存のStarPay運用に近い流れで売上精算まで行えるとしています。背景として、米国では2025年7月にステーブルコイン関連法「Genius Act」が成立し、決済用途への関心が高まっています。ネットスターズは結果を踏まえ、他空港や商業施設への展開も視野に入れる方針です。
source: PR TIMES