AIによる自動発注サービス「α-発注」に、仕入先ごとに将来の在庫数を計画的に増減できる「在庫レベル計画機能(仕入先単位)」が追加されました。事業者は、安全在庫を何日分増やす・減らすかという指標「安全在庫増加日数」を設定することで、仕入先単位で推奨発注量を自動調整できます。

従来、年末年始やゴールデンウィーク、お盆、キャンペーン前後といった繁忙期には、「去年の感覚」や担当者の勘に頼って在庫を多めに積み増すケースが多く、在庫回転率やキャッシュフローの悪化、仕入先ごとの条件差を反映しきれないといった課題がありました。新機能では、倉庫全体だけでなく仕入先ごとに安全在庫レベルを事前設定し、日別パターンとして自動反映することで、「月初は多め・月末は少なめ」といった在庫方針や、長期休暇前後の在庫の積み増し・圧縮を自動運用できます。

また、リードタイムが長い仕入先や欠品を避けたい仕入先には在庫を厚く、在庫圧縮を優先したい仕入先には安全在庫増加日数をマイナス設定するなど、仕入先特性に応じた在庫戦略が可能です。2021年5月に提供開始した「α-発注」は、化粧品、日用雑貨、加工食品、機械、アパレルなど幅広い業種で導入されており、過剰発注と在庫切れリスクの同時削減を狙います。

今後は、発注リスト自動生成の精度向上に加え、「いつ・どの仕入先で・どのような意図で在庫を持つか」をきめ細かく設定できる機能拡充や、アルゴリズムおよびUI/UXの改善を進めることで、小売・卸・メーカー・製造業の在庫最適化と業務省力化がどこまで進むかが注目されます。

【サービス情報】

α-発注 公式サイト https://a-orders.com/

株式会社infonerv 企業サイト https://infonerv.com/

source: PR TIMES

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