西尾レントオールは2025年12月24日、環境省の令和7年度「運輸部門の脱炭素化に向けた先進的システム社会実装促進事業」に、既存建機を電動化してバッテリー式タイヤローラーを開発・実証する提案が採択されたと発表しました。対象は道路舗装で使う8tクラスタイヤローラーで、2025~2026年度に開発・試作、2027年度からレンタル運用で実証を始める予定です。共同実施は新トモエ電機工業で、同社がモーターやバッテリー選定、設計、改造施工を担います。国内では同クラスの電動ラインナップが乏しく、新車導入コストが普及の壁となる中、既存エンジン機を換装する「コンバージョン」で初期投資を抑えた脱炭素化を狙います。稼働時間の向上や散水タンク増量など機能改善も検討し、静音性による夜間・住宅街工事の適用も想定。2027年の提供開始を起点に、2030年15台、2050年100台規模の普及目標を掲げています。

source: PR TIMES

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