2024年12月2日、愛知県豊橋市が実施した「市制施行120周年記念ロゴマーク」公募で、応募作品の著作権・コンプライアンスチェックに画像AIツール「ガードアップPRO」が採用されました。応募画像を基にWeb上の同一・高類似画像や転載疑いを自動検出し、出所URLや公開日などのメタ情報を付して報告。審査の主観依存を抑え、採用後の取消・係争といったリスクの低減と、チェック作業の効率化を図ります。

背景には、生成AIの普及で出所が曖昧な素材や既存作との非意図的な近似が生まれやすい状況があります。ロゴのように長期利用される象徴物では、後日の発覚がブランド毀損につながるため、事前の網羅的確認が重要です。

取り組みでは、同一基準で画像認識AIを適用し、疑義のある候補を一覧化。出所の時系列を確認しやすくすることで、審査記録の整備と透明性の向上に寄与します。対応ステータスも一元管理でき、審査フローの標準化に資する点が特徴です。

この仕組みは、応募者のオリジナリティを守りつつ、行政の判断根拠を技術レポートで補強し、市民からの信頼を高めます。「ガードアップPRO」はアップロードだけでチェックからレポート作成、対応管理までを一貫提供する、自治体・企業向けのリスク低減ツールです。

今後は、生成AI活用が広がるイベントや商品募集でも、同様の事前チェックが標準化する可能性があります。導入効果や判定基準の公開度合いをどこまで最適化できるかが、再発防止と公募の健全性を左右しそうです。

【公募概要】

豊橋市「市制施行120周年記念ロゴマークを募集します!」(募集要項・応募締切・賞)

https://www.city.toyohashi.lg.jp/62867.htm

source: PR TIMES

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