チケット転売が各種規制や本人確認の強化後もなくならない背景について、ZeroBankX(シンガポール)が2026年1月13日、運用ではなく「設計(構造)の問題」として整理し、スポーツ業界(Jリーグ関係者を含む)と非公開の情報交換・議論を進め「次なる選択肢」を検討していると明らかにしました。取材内容をもとにした短尺の3D動画を2本公開し、関係者間の共通言語として使っているとしています。

同社は、正規ルートが短時間で完売した直後に二次流通で高額出品が繰り返され、「また買えなかった」という不満が残り続ける点に着目します。転売を一律に「悪」として扱うだけでは、正規で入手できず「どうしても行きたかった」購入者の事情や、現場が抱える入場トラブル、キャンセル対応、無効対応などの負荷を説明しきれないという立場です。そこで、言語化されにくい“現場の違和感”を脚色せず共有する目的で、ファン編「転売で買ったら、入れなかった…」とクラブ編「完売なのに、キャンセル対応で疲弊する…」の3D「あるある動画」をYouTube Shortsで提示しました(各1本)。

技術面では、IETFの公開プロセス上で技術仕様「SRL(Secure Resource Layer)」のInternet-Draftを示し、「チケットそのものに検証可能な信頼を重ねる設計レイヤー」と位置づけます。取り締まり中心ではなく、歪みが生まれにくい設計を議論するための共通言語として先に仕様を提示し、その仕様に基づく「SRL準拠チケット購入OS」を実装・公開してきたと説明しています。

今後は、転売を「止める/許す」の二項対立に寄らない整理軸を探り、どこに構造的な歪みがあるか、次に検討すべき選択肢は何かを業界横断で詰める段階に移る見通しです。同社は論点整理を主目的に、オンラインを含む取材・情報交換の問い合わせを受け付けるとしています。

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