長野県軽井沢町で12月16日、アルピコHDなど6社が物流ドローンを使い、デリシア軽井沢店からライジングフィールド軽井沢まで荷物を配送する実証を行いました。観光地特有の渋滞対策や買物困難への対応、防災力強化が狙いで、「新スマート物流 SkyHub」を活用しました。
実験では、ドローン機体「PF4」に食品・日用品の入った専用箱を搭載し、店舗起点で空路配送と置き配の手順を確認しました。買物のための車移動を減らすことで渋滞緩和とCO2削減につながる可能性があるほか、ラストワンマイル(最終区間配送)の省人化も見込まれます。災害時はデリシア軽井沢店を支援物資の供給拠点として活用し、道路事情に左右されにくい物資輸送基盤の構築を目指すとしています。
今後はネットスーパー注文品を、要望に応じて空路配送へ広げる方針です。山間部の遠回りや有料道路利用で生じる時間・コスト、配送リソース不足の解消が進むかが焦点になります。
source: PR TIMES
