一般社団法人運転地理検定協会(東京都中央区)は、2025年12月15日から「運転地理検定オンライン受験」サービスを開始し、申込から決済、受験、合格通知、認定証発行までをすべてWeb上で完結できるようにしました。これにより、これまで会場に出向く必要があった検定が、全国どこからでも任意の時間帯で受験可能となります。

運転地理検定は、運転者の「地理力」を客観的に測る資格制度で、安全運転や燃費向上、業務効率化への寄与を狙っています。従来は紙ベースの会場試験のみでしたが、オンライン化に伴い、受験履歴や合格状況を一覧できるダッシュボード機能や、本試験前に実力を確認できる模擬試験機能を新たに搭載しました。また、企業・団体向けには、研修や採用時の評価指標として活用できる仕組みも用意されています。

本人確認には、デジタル庁のデジタル認証アプリを通じたマイナンバーカード認証を採用し、不正受験防止と受験者情報の正確性を高めています。物流・交通業界では、事故防止や環境負荷低減の観点から、道順や地形、地域特性への理解といった地理力向上の必要性が高まっており、資格による「見える化」が人材評価や教育の新たな指標として注目されています。

協会は今後、検定レベルの細分化や地域別問題、英語対応、企業システムとのAPI連携など機能拡充を予定するとともに、自治体・教育機関との連携を通じて地理教育の普及にも取り組むとしています。

【サービス情報】

運転地理検定オンライン受験

開始日:2025年12月15日

公式サイト:https://online.untenchiri.or.jp/

source: PR TIMES

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