長崎県長与町で、住民が主体となって移動支援を設計・運営できる担い手を育てる「長与町モビリティ人材育成事業」が始まりました。国土交通省の「交通空白解消等リ・デザイン全面展開プロジェクト」の枠組みを活用し、参加定員は約40人です。対象は住民（自治会関係者など）と町職員で、地域の交通課題に対する実践的な学びを重ねます。
プログラムは勉強会・フィールドワーク・ワークショップで構成されます。勉強会では交通政策や地域交通の基礎、先行事例、新たな交通手段（交通モード）の運用知見を学び、課題認識を共有します。続くフィールドワークでは近隣自治体を視察し、予約受付、安全管理、担い手確保、費用負担やポイント設計など運用の細部を確認します。ワークショップでは長与町の実情に合わせた運営ルールや体制案を参加者主導で作り、役割分担と合意形成を進めます。時津町の住民も合同参加し、広域連携の可能性も検討します。
今後は、育成した地域交通コーディネーターを中心に、既存公共交通ではカバーしにくい移動ニーズを補完し、持続可能な体制づくりにつなげる方針です。
【事業情報】
参加対象：住民（自治会関係者等）、町職員
定員：約40名
日程：2025年10月1日、11月7日、12月5日、12月中旬、2026年1月中旬（予定）
問い合わせ：info@pubtech.jp
問い合わせフォーム：https://www.public-technologies.com/contact
source: PR TIMES