新潟県関川村DAOと富山県舟橋村DAOが、2025年12月14日(日)11時〜16時に新潟県三条市「三条ものづくり学校」で開催される「Local Web3 EXPO 2025」に出展します。来場予定者は自治体職員や地域事業者など100〜150人と見込まれており、地方で進むWeb3活用の具体的な事例が共有されます。
Local Web3 Expo 2025は、NFT(デジタル証明書)やDAO(分散型自律組織)、トークンエコノミーを活用した地域づくりの取り組みを紹介する展示・交流イベントです。人口減少や地域経済の縮小といった課題を背景に、自治体、企業、クリエイターらが一堂に会し、「地域×Web3」をテーマに新しい関わり方を議論します。
2025年6月に始動した新潟県初の地域おこし協力隊DAOである関川村DAOは、稲刈り体験や重要文化財「渡邉邸」でのイベントなど、リアルな交流とデジタル技術を組み合わせた活動を展開してきました。今回の展示では、DAO運営をテーマに活動の軌跡を映像で紹介し、関川村産コシヒカリを使う東京・大塚「おにぎりぼんご」のチラシも配布します。
一方、2024年7月にスタートした舟橋村DAOは、日本一小さな村・富山県舟橋村を舞台に、ひまわりを植える「サンフラワープロジェクト」やAI教室、学童施設「fork」での企画を進めてきました。紙媒体の展示とチラシ配布を通じて、NFTを活用した村内外の交流や、年齢や居住地を問わないつながりづくりの様子を紹介します。
DAOを通じた地方創生はまだ始まったばかりで、参加ハードルやデジタルリテラシーなど課題も残ります。一方で、今回のように複数地域の事例が集まる場は、他自治体の導入検討や民間連携の加速につながる可能性があります。今後、各地での実践と検証が進むことで、Web3技術を活用した持続可能な地域運営モデルがどこまで一般化するかが注目されます。
【イベント情報】
Local Web3 EXPO 2025
会場 三条ものづくり学校(新潟県三条市桜木町12-38)
日時 2025年12月14日(日)11:00〜16:00
対象 自治体職員、地域事業者、Web3関連企業、研究者、学生、市民
source: PR TIMES
