MQueは12月8日、生成AIと組織をテーマにした会合「Future HR × AI Roundtable」を丸紅本社(コミュニケーションラウンジ Oasis)で開催し、マックス・プランク人間開発研究所の矢倉大夢氏と丸紅の福永美華氏が登壇しました。丸紅は学生向けプログラムでAI面談を運用し、参加600人超のうち約95%が「自己理解や就活に役立つ」と回答しました。

矢倉氏は、数値化しにくい本音や意図などの「非定型データ」を使い、仮想空間で組織施策を大量試行する「ヒューマンデジタルツイン」を提示。現実では難しい施策検証を「1万回の失敗」も含めシミュレーションできるとし、競争力は非定型データの質と量で左右されると述べました。

福永氏はAIを合否判定の自動化ではなく、対話で思考を深掘りしてフィードバックする「キャリア共創」用途に位置づけ、今後は採用に加え社内タレントマネジメントへの展開も視野に入れるとしています。今後、国内企業で文脈データの蓄積と活用設計が進むかが焦点です。

【イベント情報】

イベント名:Future HR × AI Roundtable(2025年12月8日 13:00〜15:30)

会場:丸紅株式会社 コミュニケーションラウンジ Oasis(東京都)

source: PR TIMES

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