国立高等専門学校機構は2月3日、熊本高等専門学校を中心に、学生の半導体スキルを産業界が求める水準で評価・認証する「高専半導体スキル検定(SSKC)」をサートプロと共同開発し、基礎レベルの初年度実証試験を完了したと明らかにしました。今年度から応用レベルの実証試験をオンラインの択一式で始めます。
狙いは、企業が求める「即戦力」の基準が曖昧で、学生の到達度を客観的に示しにくいことによる採用ミスマッチを減らす点にあります。2030年に半導体人材が3.5万人不足すると見込まれる中、教育成果の可視化と質保証の共通指標を整備します。
試験は高専のモデルコアカリキュラム(MCC)と産業界ニーズを連動させ、JEITAやSEAJなど半導体関連団体の協力を得て、項目の重要度や実務との関連性を精査して出題範囲と問題設計へ反映します。Fundamental 0/1の2レベルで、機械・材料・電気電子・情報・化学分野の履修内容に対応させます。基礎(Fundamental 0)は令和7年2~3月に実証し、応用(Fundamental 1)は令和8年2~3月に実証します。
機構が設置・運営する国立高専は全国51校、学生数は約5万人です。令和8年度以降、全国の国立高専で本格運用を始め、半導体教育の全国標準として定着させつつ、企業連携の深化や検定保有者の優遇採用制度の検討、PDCAによるカリキュラム改善を進めるとしています。
【関連リンク】
モデルコアカリキュラム(MCC):https://www.kosen-k.go.jp/nationwide/main_super_kosen
COMPASS 5.0 半導体分野プロジェクト(熊本高専):https://kumamoto-nct.ac.jp/k-semicon
熊本高等専門学校:https://kumamoto-nct.ac.jp
国立高等専門学校機構:https://www.kosen-k.go.jp
株式会社サートプロ:https://www.certpro.jp
