FPTジャパンホールディングスとSCSKは、メインフレーム上のCOBOLシステムを中心としたレガシーシステムの維持・改善とモダン化支援を目的に、合弁会社「COBOL PARK株式会社」を設立し、事業を開始しました。日本企業で広く利用されるメインフレームは、COBOL技術者の高齢化と後継不足により、システム改修や刷新の遅れ、運用コストやセキュリティリスクの増大が課題となっています。

新会社は、長年日本企業の基幹系を支えてきたSCSKの50年以上のシステムインテグレーション実績と、FPTグループが世界30カ国以上で展開する開発力・人材育成力を組み合わせ、既存システムの安定運用からクラウド移行などのモダナイゼーションまで一貫した「出口戦略」を提示します。COBOLを主とする既存仕様の分析、保守運用、段階的移行の選択肢を示すことで、企業がIT予算を将来投資へ再配分しやすくする狙いです。

社名には、60年以上利用されてきたCOBOLと、人や技術が集う「PARK」を重ね、日本の社会課題となっているレガシー問題の解決拠点となる意図が込められています。今後は金融機関をはじめメインフレーム利用企業への導入実績を積み上げながら、AI活用によるコード解析・変換などサービスの高度化が進むとみられ、レガシー刷新市場全体の競争と協調が一段と加速していく可能性があります。

【サービス概要】

COBOLシステム保守・運用支援

メインフレームからオープン系・クラウドへの移行支援

現行仕様の可視化と技術者育成プログラム

AIを活用したコード解析・モダナイゼーション支援

source: PR TIMES

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