SOMPOホールディングスは2025年12月17日、介護現場の排泄ケア業務のDXを狙う介護特化型生成AI「教えて!排泄ケア」の提供開始に合わせ、ABEJAが機能構築を支援した。トライアル版は同日から無償で、介護事業者の募集も始めた。

同サービスは、介護向け生成AI群「教えて!KAiGO」の第一弾で、負担が大きい排泄ケアの判断や対応を支援する。服薬情報、既往歴、日常生活動作(ADL)など断片情報を統合して「影響分析&アドバイス」を整理し、対策案を複数提示する。

ABEJAは、社内の介護マニュアルや文献などを検索して回答根拠を示すRAG(外部知識参照)を用い、誤情報(ハルシネーション)を抑える設計を支援。加えて、お薬手帳やフェイスシートなど異なる書式から重要項目を抽出してテキスト化し、最終判断を人が担う運用(Human in the Loop)で入力負荷の軽減も図る。今後は、介護人材不足が続く中、現場データ活用とケア品質の標準化にどこまで寄与できるかが焦点となる。

【トライアル情報】

教えて!排泄ケア 無償トライアル(2025年12月17日開始)https://lightvortex.com/news/20251217-continence-care

サービス紹介動画https://youtu.be/G62CeKbqPPA

source: PR TIMES

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