香川県小豆島の妖怪美術館は12月21日、小豆島・西光寺で2025年の「今年の妖怪」を「AI妖怪 ミームー」に決め、妖怪画家の柳生忠平館長が描いた妖怪画を公開しました。選定はWEBフォームと公式Xなどに寄せられた応募総数2,519件を参考にしています。

同館は、AIの進展で文章や画像、動画まで専門知識がなくても生成でき、作者が見えにくいコンテンツが強い影響力を持って拡散しやすい状況を背景に挙げます。発言の捏造に使われるディープフェイクなど、真偽判別が難しい情報が増える中、「見えない作者」が社会の不安や違和感を呼ぶ現象を、現代の妖怪として捉えたとしています。

発表された色紙は2026年2月22日に小豆島で開くイベント「YOKAI EXPO 2026」に展示予定です。AIと表現の関係を文化的に考える動きは、今後も地域イベントや作品展示を通じて広がる可能性があります。

【イベント情報】

YOKAI EXPO 2026

2026年2月22日(日)10:00~16:00

土庄町総合会館 フレトピアホール(香川県小豆郡土庄町甲267-78)

入場料:無料

来場予定:3,500人

公式HP https://www.yokaiexpo.com/

source: PR TIMES

Share.