STマイクロエレクトロニクスは2026年3月17日、産業用モータドライブ向けの75V対応モータ・ドライバIC「STSPIN9P」シリーズを発表しました。ハーフブリッジの「STSPIN9P1」とフルブリッジの「STSPIN9P2」を用意し、動作電圧範囲は7V~75V、出力電流定格は最大10Aです。1,000個購入時の単価は約2.10ドルとしています。
同シリーズは48Vなど一般的なバス電圧での利用を想定し、メイン・バス電力のみで動作します。内蔵レギュレータとチャージポンプ(高側スイッチを駆動するための電圧生成回路)で内部回路とハイサイドを駆動し、電流検出アンプとコンパレータも内蔵します。これにより外付け部品を減らし、設計の立ち上げを短縮する狙いです。
保護機能は低電圧/過電圧/過電流/過熱に加え、オープン負荷検出に対応します。デバイスは計12種類から選択でき、モータの種類や電力定格に合わせて最大500Wまで最適化可能です。パッケージはQFNで、ハーフブリッジが7×7mm、フルブリッジが9×7mmです。
今後は評価ボードやリファレンス設計の提供により導入・評価が進み、ファクトリー・オートメーションやロボット、ポンプ、ファン、家電、舞台照明などの48Vクラスのモータドライブ設計で採用が広がる可能性があります。
【商品情報】
製品: 75V対応モータ・ドライバIC「STSPIN9P」シリーズ(STSPIN9P1: ハーフブリッジ、STSPIN9P2: フルブリッジ)
リファレンス設計: EVLSPIN9P1-3PH(STSPIN9P12×3でBLDC/PMSM用3相ドライバ構成)
評価ボード: EVLSPIN9P11/EVLSPIN9P12/EVLSPIN9P15/EVLSPIN9P16、EVLSPIN9P21/EVLSPIN9P22/EVLSPIN9P23/EVLSPIN9P24
公式HP: http://www.st.com
