株式会社Acompany(名古屋市西区)は2026年1月、AIセキュリティ・プライバシー分野の研究者・実務家である髙橋翼氏がプリンシパルリサーチャーとして参画した。機微データを扱う産業でも生成AIを安全に活用できる基盤づくりを狙い、Confidential Computing(実行中データを保護する仕組み)などを土台に「Confidential AI」の研究開発を進める。生成AI活用では、利用企業がデータをAI事業者側に開示せざるを得ない点が課題とされてきた。同社はデータの秘匿化を端から端まで行うEnd-to-endの設計で、このジレンマの緩和を目指す。髙橋氏はNECやLINE(現LINEヤフー)、SB Intuitions、Turingで差分プライバシー(統計的に個人情報漏えいを抑える手法)や連合学習、Responsible AI、生成AIの安全性などに携わった経験を持つ。Acompanyはあわせてエンジニア、リサーチャー、インターンの採用を進めており、研究開発体制の拡充が今後の焦点になりそうだ。

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