Agora(NASDAQ: API)は2026年3月12日、カスタマーサービスおよびセールス&マーケティング向けのConversational AI Agentソリューションを日本を含むグローバル市場で発表しました。サブ秒低遅延をうたう分散基盤「SDRTN®」を土台に、企業導入で問題になりやすい遅延や本番運用の壁の解消を狙います。
中核は3技術の単一スタック統合です。ノーコードで構築・テスト・導入できる「Agent Studio」、音声認識(ASR)・大規模言語モデル(LLM)・音声合成(TTS)を束ねる「Conversational AI Engine」、そしてグローバル分散基盤の「SDRTN®」で、オーケストレーション(複数処理の統合制御)を一本化します。混雑環境での明瞭な通信、AIノイズ抑制、ボイスロック機能も提供するとしています。
背景には、レガシーシステム制約で待ち時間や硬直的な着信振り分けが残り、業務負荷と顧客信頼の低下が起きやすい点があります。市場予測としてGartnerは、2027年末までにConversational AIエージェントが顧客対応の70%を自動化し、2028年までにAIエージェント数が対人営業担当者比で10倍になる可能性を示しています。事例としてFasesBIは、AgoraのVoice AIエージェントで調査参加者を招待した結果、コンバージョン率10%を得たとしています。
Agoraは「1,800を超える組織」に信頼されているとし、インフラ面の障壁が下がればコンタクトセンターやアウトバウンド業務で大規模展開が進む見通しです。一方で、既存システム連携や運用設計の成熟度が導入スピードを左右するため、今後は各社の実運用で遅延や品質がどこまで改善するかが焦点になりそうです。
【関連リンク】
詳細URL(AI Customer Service Agents):https://www.agora.io/en/solutions/ai-customer-service-agents
詳細URL(AI Sales & Marketing Agents):https://www.agora.io/en/solutions/ai-sales-marketing-agents
公式HP:https://agora.io
関連URL:https://jp.vcube.com/sdk
