東京都世田谷区のキャメルテクノロジーは2025年12月5日、AI-OCRによる自動審査システム「Camel AutoCheck」の提供を開始しました。書類アップロードと同時にAIが申請内容と添付書類を照合し、不備をその場で通知する仕組みで、1件あたりの審査時間を5分から1分へ短縮し、審査工数を約80%削減できるとしています。

従来の審査業務は人手による目視確認が中心で、月3,000件の処理では最大250時間が審査に費やされていました。Camel AutoCheckは、免許証やマイナンバーカード、通帳などの画像をAI-OCRで読み取り、氏名・住所・生年月日・口座番号とフォーム入力内容を数秒で照合します。有効期限切れや記載漏れ、情報の不一致をリアルタイムで検知し、申請画面上にエラーを表示することで、差し戻し件数を月300件から100件へと約67%減らせると見込まれています。

一致と判定された申請には自動でフラグが付与され、審査員はそれらのみを二次審査で最終確認します。このフローにより、年間審査コストは750万円から150万円へと約600万円の削減効果が試算されています。料金は初期費用5万円から、月額2万円からで、kintoneなど既存の業務アプリとも連携可能です。

今後は、自治体や金融機関など大量の申請処理を抱える組織での導入が進むかが焦点であり、AI審査の精度向上とガバナンスの両立が普及の鍵となりそうです。

【サービス情報】

サービス名 Camel AutoCheck

提供開始日 2025年12月5日

料金 初期費用50,000円〜、月額20,000円〜

問い合わせ先 info@cameltech.jp

source: PR TIMES

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