生成AIやEV向け需要で世界の半導体投資が拡大するなか、日本経営開発協会/関西経営管理協会は、半導体産業を35年以上取材してきた泉谷渉氏を招き、製造業の経営戦略をテーマにした研究会を2026年2月12日12時30分~14時30分に開催します。会場は東京都中央区の銀座クレストンで、オンラインを含むハイブリッド形式で実施されます。主な対象は中小企業の経営者や経営幹部です。
背景には、生成AIやクラウド、自動運転などの拡大で、世界の半導体市場が「過去最大の投資サイクル」に入ったことがあります。TSMCは2ナノメートル世代の量産に向け台湾と熊本で投資を加速し、IntelやSamsungも3ナノメートル、ゲートオールアラウンド(GAA)構造など先端プロセスで競争を激化させています。米欧ではCHIPS法に基づく数兆円規模の補助金が動き、日本でもラピダスやキオクシア、ルネサスが次世代技術開発を長期戦略に位置づけています。
研究会では、GPUや高帯域メモリ(HBM)といった生成AI向け半導体、EVや自動運転を支える車載半導体、メタバースや量子、先端センシング分野の新市場などを取り上げます。泉谷氏がTSMC、Intel、Samsungなどの取材で得た一次情報を基に、サプライチェーン再編の実態や、日本の中堅・中小製造業が「どこに投資し、何に備えるべきか」を経営の視点から整理します。
今後も各国の補助金政策と技術覇権を巡る競争は続く見通しで、日本企業にとっては装置・材料・部品など得意分野をどう伸ばすかが鍵になります。同協会は、今回の研究会を通じて経営者が世界の動向を把握し、自社の投資判断や事業ポートフォリオ見直しにつなげる機会にしてほしいとしています。
【イベント情報】
泉谷 渉の「先端技術情報研究会」ニッポン製造業の未来戦略
日程:2026年2月12日(木)12:30~14:30
会場:銀座クレストン32F「すみれ」 東京都中央区明石町8番 聖路加ガーデン内
参加形式:会場・オンラインのハイブリッド開催
申込方法:日本経営開発協会/関西経営管理協会 公式サイト
source: PR TIMES
