建設・製造現場の遠隔支援を手がけるクアンド(福岡県北九州市)のAI現場監督「SynQRemote Agent」がCES Innovation Awards 2026でHonoreeに選ばれ、2026年1月6〜9日に米ラスベガスで開かれるCES 2026へ出展します。Japanパビリオン出展31社中、受賞は4社で、建設向け技術として受賞は異例としています。

SynQRemote Agentは、作業中の映像・音声・文脈情報をAIが解析し、判断や指示、記録を支援する仕組みです。遠隔支援ツール「SynQ Remote」に蓄積した数千件の現場データを基に、建設・インフラ業界の知識と現場状況を統合して学習させたといいます。背景には、熟練監督の高齢化と技術継承の遅れがあり、地方の中小企業で人材不足が深刻化していると説明します。

今後は2026年1月から顧客現場でPoC(概念実証)を始め、まず検査業務の記録精度と運用性を検証。β版整備を経て、2026年夏ごろの製品版リリースを目指し、画像解析や自動アドバイスなど機能拡張を進める計画です。

【イベント情報】

CES 2026

会期:2026年1月6日(火)~1月9日(金)

場所:米国・ラスベガス

JAPANパビリオン:Eureka Park(ブース62801)

https://www.ces.tech/

source: PR TIMES

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