建設機械メーカーの株式会社AIRMAN(新潟県燕市)は、2025年12月にリーファーコンテナ(冷凍コンテナ)向け発電機の新製品「SDG25S-4B1」を発売し、コールドチェーン業界に新規参入します。販売は、コンテナ用冷凍機で世界500社超の取引実績を持つ伊藤忠メタルズ株式会社(東京都港区)が担います。

新製品は、生鮮食品や医薬品などを一定の低温で保ちながら運ぶコールドチェーンに、安定した電源を供給することを目的に開発されました。海上・陸上輸送の塩害や振動など過酷な環境に耐える防錆・耐久設計とし、整備箇所を片側に集約することで、トラック搭載時でも点検・修理がしやすい構造としています。燃料効率の良いエンジンによりランニングコストの低減を図り、独自の防音構造で騒音も抑えました。

さらにオプションでIoT通信機能を搭載でき、発電機の稼働状況やメンテナンス情報を遠隔で監視可能とします。港湾運営事業者、陸上輸送事業者、冷凍物流業者など、電源の安定確保と運用効率の向上に課題を抱える現場での活用が想定されています。

物流の高度化と医薬品・食品の品質管理需要が高まるなか、長年発電機を手がけてきたAIRMANの参入により、コールドチェーン向け電源装置の選択肢が広がるとみられます。今後は、省エネ性能や遠隔管理機能の強化を通じて、国内外の低温物流インフラ整備への貢献度が問われそうです。

【商品情報】

製品名 SDG25S-4B1(リーファーコンテナ用発電機)

発売時期 2025年12月

販売元 伊藤忠メタルズ株式会社 インターモーダル事業部

問い合わせ先 TEL 03-3497-3963 / Email mvp@itochu-metals.co.jp

メーカー公式サイト https://www.airman.co.jp

source: PR TIMES

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